時間割の作り方|はじめて担当する人の手順とつまずきやすい点

今年から時間割を担当することになった。前任者のファイルは残っているが、作り方は聞けていない。中学校・高校・専門学校の教務で、そうした状況から始める人は少なくありません。ここでは初めて担当する人が、最初の1回を無事に終えるための手順と注意点をまとめます。
最初にやること:前任者の成果物を読む
新しく作る前に、昨年度の時間割を読み解きます。見るべきは配置そのものではなく、なぜその配置になっているかです。
毎年同じ曜日・時限に固定されている枠はどれか
特定の教員に集中している時間帯はあるか
特別教室が使われている時間帯の規則性
空欄になっている時間帯があるとしたら、その理由
分からない点はメモに残し、教科主任や学年主任に確認します。この確認作業が、そのまま制約条件の一覧になります。
手順
1. 必要な情報を集める
教育課程表(学年・学科ごとの週時数)、教員の担当一覧、非常勤講師の出講可能日、特別教室と施設の一覧、年間行事予定。この5点が揃うまで配置は始めません。
2. 動かせない枠を置く
非常勤講師の枠、外部連携の授業、定例会議など、交渉なしには動かせないものから埋めます。
3. 施設が限られる授業を置く
体育、理科の実験、技術・家庭、情報など。施設単位の表を別に用意して埋めると、重複に早く気づけます。
4. 残りを埋める
一般教科を配置します。同じ教科が1日に偏らないこと、週複数回の教科が特定曜日に固まらないことを意識します。
5. 通しで点検する
教員の重複、施設の重複、週時数の過不足を1件ずつ確認します。
6. 早めに見てもらう
完成を待たず、粗い段階で教科主任・学年主任に見せます。指摘は早いほど直す量が少なくて済みます。
初担当がつまずきやすい点
自由度の高い教科から置いてしまう。 後から動かせない枠が入らなくなります。制約の強いものが先です。
暗黙の配慮を知らずに変えてしまう。 昨年度と違う配置にする場合は、理由を確認してからにします。
1人で完成させようとする。 時間割は合意形成の仕事です。抱え込むと修正が最後にまとめて来ます。
確定後の変更ルールを決めていない。 申し出先と反映担当を先に決め、配布時に周知します。
最新版の置き場所が複数ある。 参照先は1つに固定します。
最初の1回のためのチェックリスト
教育課程表どおりの週時数になっている
同一時間に同じ教員が2つの授業を持っていない
同一時間に同じ教室が2つの授業で使われていない
非常勤講師の出講日と一致している
学年一斉の行事・集会の枠と衝突していない
変更の申し出先と反映担当を決め、配布時に伝えた
次の行動
まずは昨年度の時間割を読み解き、制約条件の一覧をつくってください。その一覧が、今年以降ずっと使える資産になります。点検を人力でやると時間がかかるため、重複を自動で検出できる仕組みを併用すると、初担当でも安全に進められます。
コマクラフトでは、書き出した条件を登録して配置と点検を進められます。最初の1回を試してみたい場合は、下のフォームからお申し込みください。操作デモのご案内は準備中で、完成しだいご登録いただいたメールアドレスへお知らせします。学校でのご利用は2027年5月まで無料です。
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