中学校の時間割作成の進め方|先に固める条件と点検リスト

中学校の時間割は、学級担任制と教科担任制が混在し、部活動や生徒指導の枠も絡むため、条件の噛み合わせが独特です。ここでは中学校の教務担当が原案づくりから確定までを進めるときの、実務的な手順と判断基準をまとめます。
中学校で先に固めるべき条件
中学校の時間割で最初に固定するのは、次の枠です。
非常勤講師の出講日と時間帯
少人数指導・習熟度別指導で複数教員が必要な枠
特別支援学級と通常学級の交流授業の枠
学年集会・道徳・総合的な学習の時間など、学年一斉で動かす枠
体育館・武道場・技術室・家庭科室・理科室など、施設が1つしかない授業
学年一斉の枠は、後から動かすと3学級・4学級分が連鎖して崩れます。原案の最初に置いてください。
教科ごとの配置の考え方
実技・実習系
技術・家庭、理科の実験、体育は施設が制約になります。学年をまたいで同じ施設を使うため、施設単位の表を別に作って埋めると重複を早く見つけられます。
週の時数が多い教科
国語・数学・英語のように週の回数が多い教科は、特定の曜日に固まらないよう分散させます。週4回なら、月・火・木・金のように間隔を空けるのが基本形です。
週1回の教科
週1回の教科は、行事や短縮日課で消えやすい曜日に置くと年間で不足しがちです。月曜と土曜前後を避けるなど、自校の年間予定と突き合わせて曜日を決めます。
担任・分掌との噛み合わせ
学年主任・生徒指導担当は、対応で授業を離れることがあります。空きコマの配置を学年内で分散させておくと、急な欠員に対応しやすくなります。
学年会・教科会の定例枠を確保する場合は、参加者全員の空きが揃う時間を先に押さえます。
部活動の朝練・大会引率がある教員は、特定曜日の1時間目や午後に負荷が寄らないよう配慮します。
原案の点検リスト
教員の同時間重複がない
施設の同時間重複がない
学級ごとの週時数が教育課程どおり
同一教科が1日に2コマ以上入っていないか(意図した場合を除く)
学年一斉行事の日に、動かせない授業が入っていないか
交流授業の相手学級と時間が一致しているか
失敗しやすい点
交流授業の突き合わせを後回しにする。 双方の学級で時間が合わないと、原案の広い範囲をやり直すことになります。
定期考査前後の短縮日課を考慮しない。 週時数が足りなくなる教科が出ます。
担当変更の連絡経路が決まっていない。 年度途中の変更が個別の口頭連絡になると、最新版が分からなくなります。
次の行動
まず、施設単位の表と学年一斉枠の一覧を作ってください。この2つが埋まっていれば、残りの配置は機械的に進みます。競合の点検に時間がかかっている場合は、条件を登録して自動で検出する方法を検討する価値があります。
コマクラフトでは、教員・施設・学級の重複を登録した条件にもとづいて確認できます。中学校の条件で試したい場合は、下のフォームからお申し込みください。操作デモのご案内は準備中で、完成しだいご登録いただいたメールアドレスへお知らせします。学校でのご利用は2027年5月まで無料です。


