時間割づくり

高校の時間割作成の手順|選択科目の同時展開をどう組むか

·更新: 2026.07.30
高校の時間割作成の手順|選択科目の同時展開をどう組むか

高校の時間割は、選択科目と単位制の要素が入る時点で、中学校とは別の難しさがあります。生徒個々の履修が異なるため、クラス単位ではなく講座単位で成立するかを見る必要があります。ここでは高校の教務担当が進める順序と、つまずきやすい箇所を整理します。

高校で最初に確定させるもの

  1. 各学科・各学年の教育課程表(必履修と選択の構成)

  2. 選択科目の講座編成(生徒の希望調査の結果を反映した講座数と人数)

  3. 講座ごとの担当教員と使用教室

  4. 非常勤講師の出講可能日

  5. 特別教室・実験室・実習棟の割り当てルール

選択科目の講座編成が固まらないと配置に入れません。希望調査の締切から編成確定までの日程を、時間割作成の日程と合わせて逆算しておきます。

選択科目の置き方

選択科目は、同じ時間帯にまとめて配置する「選択枠(同時展開)」の形をとるのが一般的です。ここでの判断ポイントは次の通りです。

  • 同時展開する講座数だけ、教員と教室が同時に必要になる

  • 少人数講座と大人数講座で、必要な教室の広さが変わる

  • 実験・実習を伴う講座は、施設が空いている時間帯に枠自体を寄せる必要がある

同時展開の枠を先に置き、そのうえで必履修科目を埋めるほうが、後戻りが少なくなります。

教員側の条件

担当上限と持ちコマの均衡

教科ごとに持ちコマ数の目安が異なるため、単純な平均では不公平になります。担当講座数、学級担任の有無、分掌の負荷を合わせて見ます。

会議・分掌の定例枠

教科会、学年会、分掌会議の枠を先に確保します。後から入れようとすると、全員の空きが揃う時間がなくなります。

非常勤講師

出講日が限られるため、担当科目の配置自由度は最も低くなります。原案の最初期に固定してください。

点検の観点

  • 選択枠内で、同一教員が2講座を担当していないか

  • 同時展開の講座数に対して教室が足りているか

  • 実験・実習講座と施設の割り当てが一致しているか

  • 履修パターンごとに、空き時間や偏りが極端になっていないか

  • 単位数と週時数の対応が課程表どおりか

履修パターンごとの検証は見落としやすい部分です。代表的なパターンをいくつか選び、生徒1人分の週の流れとして通しで確認してください。

失敗しやすい点

  • 希望調査の変更を反映しないまま配置を進める。 講座人数の変動は教室割りに直結します。

  • 同時展開の枠を後から動かす。 影響範囲が学年全体に及びます。

  • 確定後の変更手順を決めていない。 高校は履修に直結するため、変更の周知漏れが生徒の不利益になります。

次の行動

まず、選択枠の同時展開表を1枚にまとめてください。そこに教員と教室を割り付けた時点で、時間割の難所は半分終わります。講座数が多く、突き合わせに時間がかかっている場合は、条件を登録して重複を自動検出する方法が有効です。

コマクラフトでも、教員・教室・講座の条件を登録して調整できます。高校の条件で試したい場合は、下のフォームからお申し込みください。操作デモのご案内は準備中で、完成しだいご登録いただいたメールアドレスへお知らせします。学校でのご利用は2027年5月まで無料です。

関連記事:中学校の時間割作成の進め方時間割の自動作成でできること・できないこと学校全体で時間割を調整する手順

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